奉天は、遼河の支流渾河の抱く無辺際(むへんさい)の沃野(やくや)にたち、満州主要都市の一つとして重きをなしている。わが鉄道附属地が政治的境界をもち、城市が城内と城外との侍従の桎梏(しっこく)を持つとも、近代都市としての要素を具備せる大奉天は、その地勢上、無限の擴充と進展を益々活発にしている。
奉天は満州主要都市の一つとして重きをなしている。
奉天大広場とヤマトホテル。
右に写る石塔は「明治三十七八年記念碑」で、十八メートルの高さがある。
このヤマトホテルは現在もそのままの姿で残っているが、記念碑は取り除かれ、毛沢東と労働者の像がある。
満鉄・奉天駅前 と 奉天駅前夜景
駅前は人々で賑わい、夜はネオンが輝いている。日本語の看板やサクラビールのネオン